インターネットが主流の現代で、メールといえば「電子メール」ですよね。
メールは時間も場所も関係なく人とのやり取りができる、今やなくてはならないものです。
そんな中、話題になっている「手紙のサブスク」(サブスクリプション:定期購入)をご存じでしょうか。
ここでいう「手紙」とは、便せんに切手を貼ってポストに入れて送る紙の手紙のことです。
手紙は海外ではスネイルメール(snail mail)とも言われています。
スネイルメールのスネイルとはカタツムリのこと。
カタツムリのように相手に届くまでに時間がかかるからスネイルメールなんですね。電子メールとは真逆のメールというわけです。
海外では手紙のサブスクのことを「スネイルメールクラブ」(snail mail club)と呼び、日本では手紙定期便やお手紙クラブなどといわれています。
今回は「手紙のサブスク」について、すでに始めている方の紹介も交えてお伝えします。
手紙のサブスクとは
手紙のサブスクとは、自分で書いた手紙をサブスク契約をしてくれた人に届けるものです。
月一回、または隔月に一回など、定期的なサイクルで手紙を用意し、自分の手紙の定期購入を契約してくれた人に郵送します。
手紙を送る側にはサブスク料金が支払われるので「収入」として得ることができます。
なので、手紙のサブスクをスモールビジネスとして副業にしている人もいます。
海外で流行
海外で流行りだした手紙のサブスクですが、「snail mail club」と検索をすると、個性的でかわいい手紙セットの投稿がたくさんでてきます。
一例をご紹介します。
こちらは7月にお届けする手紙セット。テーマは「蘭」と「植物」です。植物が好きな人には嬉しい内容です。
こちらは夏をテーマにした手紙セットです。夏らしくてとてもかわいいですよね!
こんな感じでイラストが描かれているものも。
こちらはステッカーやカードがたくさん用意されています。
どれも作り手のセンス、気持ちが込められている手紙セットばかりです。
手紙に書かれる内容も同封物も、色々な工夫が込められていて、「この人の手紙もらってみたいな」と思うものが見つかるのではないでしょうか。
今回紹介したXの投稿もそうですが、世界のあちこちから様々な言語で「メールクラブはじめました」の声があがっていました。
手紙のサブスクは国を問わず広がっているのがわかりますね。
手紙の内容
手紙のサブスクの内容は自分の好きなもの、発信してみたいもの、共有したいものなど、自由で個性にあふれたものが多いです。
たとえば、以下のような内容です。
- 自分が書いたアートやイラスト
- 好きなものや得意なジャンル(アニメ、レシピ、ポエム、ファッション、自然、クラフトものなど)
- オリジナルの話を制作
- 何かのファンなので推し活
手紙の他に、手作りのカードやステッカー、シーリングワックスシール、写真など作り手が送りたいものを同封されています。
サブスク料金
サブスク料金は月額1000円~1500円あたりが主流です。これより高め(または安め)に設定している人もいます。
サブスク料金 × 会員数 = 売上 となるので、会員数が多ければ多いほど売り上げが上がるのは当然ですね。
例えばサブスク月額1200円で、会員が50人だとすると単純に計算して月60000円。
これが会員が100人となれば月120000円の売り上げです。
サブスク会員が1000人を超えるメールクラブを運営し、毎月100万円以上を得ている人もいます。
しかし、手紙のサブスクは会員数が増えれば、それに伴って手間と時間もかかります。
もし手紙のサブスクを始めるなら、「自分が毎月こなせる範囲」で始めるといいでしょう。
手紙定期便を届けている「ふうさん」
ここで手紙のサブスクの楽しさをとてもよく伝えてくれている方を紹介したいと思います。
You tubeで動画をあげている「ふうさん」です。
ふうさんは「ヨルダンの本屋に住んでみた」という本を執筆されており、モデルとしても活躍されています。
「勝手に徒然クラブ」というサイトで手紙定期便を届けています。
動画では、ふうさんが手紙定期便を始めたわけ、手紙をつくる過程などがみられます。
ふうさんも最初は、自分が作った手紙を「これ欲しいと思う人いるかな、、、」と大変不安だったと語られています。
それでもふうさんは勇気をだして「手紙定期便始めます!」とインスタにあげてみたところ、申し込みをする人が多数!
その後も会員が増え続けています。
手紙のサブスクを始めるのが不安だったり、制作過程が見てみたい人はぜひ一度ふうさんの動画を見てみて下さい。
とっても素敵な動画なのでおススメしています!
アナログな時間と手間を楽しむ
ふうさんの動画では、画材屋に行ってその月の気分で選んだという画用紙で丁寧に封筒を作成されています。
きれいなライトグリーンの紙で、とてもかわいい封筒になりそうです。
こんな素敵な手紙が自分宛てにポストに入っていたら嬉しくなりませんか?
気分があがりますよね。
ちなみに手紙サブスクに関する動画で、再生回数が多い動画は「手紙を梱包をしている動画」なのだそうです。
手元だけを映して、梱包(パッキング)する動画です。ショート動画で多くみられますよね。
それに対してふうさんは、当初はリールやショート動画を考えていたそうですが、
誰かへの手紙を用意している時間は素敵な時間であり、「ゆっくり喋りながら横向きで撮るようなもの」だと思われたそうです。
その思いから、ふうさんは横にカメラを置き、届ける相手に語りかけるように思いを込めながら一つ一つ手紙を作っています。
ふうさんがただ、お喋りしながら手紙を用意しているだけの動画なんですが、この横向きアングルと、穏やかに流れる時間につい見入ってしまいます。
手紙のサブスクは楽しむこと
ふうさんの手紙セットには、日常を撮ったポストカード、自分で描いた絵、かわいいと思った紙のハギレなど、ふうさんが入れたいと思ったものがたくさん入っています。
また手紙を受け取った人の、次はこんなことを手紙にしてほしいという要望をきくためのQRコード入りのカードも同封し、
ふうさんの個性、感性、気遣いがぎゅっと凝縮された手紙セットになっています。
一方通行になりがちな手紙のサブスクですが、ふうさんの場合、返信や要望などやりとりも自由なので、
送る人と受け取る人とのつながりが感じられる手紙のサブスクです。
ふうさんの動画をみていると、ふうさんからのお手紙が欲しくなってしまいます。
とても楽しそうに手紙を作っているので、そのワクワクがこちらに伝わってくるからかもしれません。
手紙のサブスクは楽しむことが大切ですよね。
気持ちが手紙にあらわれるので、もらう人も楽しい気持ちを一緒に受け取れそうです。
Youtubeでふうさんの動画をみた時、私も子供のころに友達と手紙をやりとりをしていた事を思い出しました。
「〇〇ちゃん、これ好きそう」「このかわいいシールあげよう」とか、送る相手を思って便せんを選んで、封をするシールにもこだわっていました。ワクワクしながら手紙を書いていた、あの頃の感覚を蘇らせてくれた動画です。
まとめ
今回はふうさんの動画を交えて、手紙のサブスクについてお伝えしました。
手紙のサブスクに少しでも興味がある方は共感できる動画だったのではないでしょうか。
ふうさんの動画をみて、自分もやってみたいと思った人はいると思います。
時間も手間もかかる手紙を通して送れるものは、デジタルの情報にはないものです。
送る人はなにを送ろうかと思いをめぐらせますし、受け取る人の喜ぶ顔を想像して手紙を用意します。
受け取る人もポストに自分宛ての手紙が届く楽しみと、手にした紙の手紙からもらえる感情は、
アナログだからこそ得ることができるものです。
手紙のサブスクを「自己表現の場」として始めてもいいですし、「ビジネス」として取り組むことも大いに可能です。
世界のどこかで、あなたの手紙を待っている人はきっといます。
こんな自分の手紙なんて、、、と思わずに思い切って呼びかけてみませんか?
手紙のサブスクというと何だか堅苦しくとらえがちですが、まず自分がただ好きに手紙を書いてみる、そして誰かに届けたいという気持ちがあれば充分です。
今の時代だからこそ、アナログの手紙を楽しんでみましょう。

